花形みつるさん(昭和47年卒)著書『徳治郎とボク』が2022年IBBYオナーリスト日本の文学作品に選ばれました


花形みつるさん(ペンネーム)は、昭和47年の卒業生です。

1991年に「ゴジラの出そうな夕焼けだった」で作家デビューし、その後多くの作品を執筆されている児童文学作家で、2020年「徳治郎とボク」で産経児童出版文化賞大賞を受賞されこの度IBBYオナーリストに選出されました。

「徳治郎とボク」は、4歳から小学6年生になるまでのボクとお祖父ちゃんの徳治郎との物語で、徳治郎がまだ元気だった頃から次第に体が衰えていくのを見守り続けるボクの思いがつづられています。

ボクにとって徳治郎は祖父なのですが、実は花形さん自身の父親がモデルだそうです。頑固で怒りっぽいが子煩悩だったというお父さんへの特別な思いがあふれています。

※『ドラゴンといっしょ』で野間児童文芸新人賞、『サイテーなあいつ』で新美南吉児童文学賞、『ぎりぎりトライアングル』で日本児童文学者協会賞、野間児童文芸賞、『徳治郎とボク』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。作品に「荒野のマーくん」シリーズ、『アート少女』『Go Forward!: 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』『落窪物語 かわいそうな姫君と勇敢な侍女の友情と冒険』など多数。

【IBBYオナーリストとは】

国際児童図書評議会(International Board on Books for Young People: IBBY)が発行する各国の代表作を一同に紹介する世界的に権威ある児童書のリストです。

IBBYに加盟する各国・地域の支部が、外国の子どもたちに読んでもらいたい自国の文学作品・イラストレーション作品・翻訳作品の3部門の中から、最も優れた児童書を選び、2年に一度、IBBYオナーリストとして世界へ発信しています。今回、日本の文学作品部門に花形みつるさんの『徳治郎とボク』が選ばれました。

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【2022年「IBBYオナーリスト」日本の作品決定】 | JBBY

 

著者:花形みつる
理論社 2019年4月発行